製材品紹介

TOP > 製材品紹介 > 杉│床板 > 5つの基準

商品一覧
杉│床板
5つのこだわり
「本物」を造る。
施工例集
塗装実験
杉│羽目板(赤身)
杉│羽目板(白太)

宇都宮大学×田村材木店×森林認証=??? 正解はこちら

日光赤杉フローリング 5つの基準 ‐杉 無垢 床板‐

Point1埋め木をしない自然な節である事

埋木をしない、自然な節にこだわります。
埋木(埋節)とは、死節(枝が枯落た痕跡)を機械でくり抜いてそこに枝や同じ材種の木を円柱又は円錐形に加工したもので埋める事をいいます。 木材用パテで埋めている製品もありますが、双方とも木の収縮膨張などによって埋木自体が抜け落ちたり欠けたりすることが有り、場合によってはそれ自体が浮き上がる現象がおこり歩行の妨げになる事もあります。見た目の不自然さと後のトラブルの原因となる可能性がある埋め木は行いません。
当社では出来る限り自然の形状にまま納材する事にこだわりを持ち極力死節を減らす為徹底した製材時の原木選定・製材品分別管理で対応します。
その為納材品に若干の節欠け・抜け落ちなどが混入する場合があります。ご注文数量より数枚程度予備材を含めますので、ご了承いただければと思います。

Point2心材(赤身)だけで造る事。

「丈夫で長持ち」は床板として当然求められる条件です。 日光赤杉フローリングは、辺材(白太)と比べて水に対しての耐朽性や耐蟻性が高い「心材(赤身)」だけで造る事を基準としています。 杉は成長する過程に於いて形成層と呼ばれる樹皮のすぐ内側の部分で細胞分裂と木化を繰り返していますが、すべての役割を終えると自然の過酷な環境から自らの身を守るために白から赤に変わる「心材化」をしていきます。 心材化した時にでんぷんや糖などがフェノール類などに変わり防腐・防菌剤としての働きをしてくれるため、赤身だけで造る日光赤杉フローリングはこれ自体が腐りづらくシロアリの食害にも強い「天然の耐朽力」を持っているといえます。また、辺材と比べて密度の高い心材は「キズがつきづらい」という特性も兼ね備えています。

Point3適度な厚みで変形収縮が少ない事

ここでいう含水率とは、木材中に含まれる水分の割合のことですが、この含水率が施工後の木材変形(床板間の隙間など)に大きく影響してきます。日光赤杉フローリングのみに限らず杉無垢床板に適した厚みは「薄すぎず厚すぎない」適度な厚みが必要になります。
薄すぎると含水率を下げやすいが調湿性・断熱性・遮音性ともに減少し、厚すぎると木材中の含水率を低下させるために比較的高い温度の人工乾燥が必要になりその後の変形量も大きくなる傾向にあります。
また、天然乾燥のみの仕上げでは平衡含水率以下に下がることはなく、施工後暖房などによる冬期室内湿度の低下から床板の隙間が顕著に現れる事があります。
これらを踏まえ日光赤杉フローリングは、厚みを20mmに設定し、天然乾燥(前乾燥)・人工乾燥(低温蒸気)・天然乾燥(養生乾燥)の3段階に分け、人工乾燥の段階で平衡含水率より低い10%(8%基準)以下に抑える事で「ヒステリシス」(天然乾燥のみの乾燥方法より常に含水率が低い=水分履歴現象)を用いて変形の少ない床板に仕上げています。

Point4素材を最大に活かす事。

素材の良さを十分に活かすためには、丸太に適した寸法で製材する事が必要になります。 日光赤杉フローリングは日光産の樹齢80年以上の赤身部分の多い杉を素材としています。建具用にも使用できる比較的太い原木のため、小割することは厳選された希少価値の高い良質な大径木を無駄に消費してしまう事から、吸湿による変形を最小限に抑える事の出来る最大寸法として原板寸法を巾180mmと設定いたしました。180mmの原板を乾燥・加工を経て巾160mmに仕上げる事が全てを考慮した上で行き着いた素材を活かすための最良の寸法です。

Point5素足にやさしい事

丸太の表面に近い方が木表。芯に近い方が木裏といいます。海外からの輸入材の多くは樹種の違いや生活環境の違いから木表木裏を気にせず加工される場合がほとんどです。
表裏の反りや変形などの違いもありますが、最も注意しなければならないのが木裏に使用した場合の「剥離(目離)」です。
なかでもパイン材などの輸入材では木目に沿って木が剥がれ尖ったささくれで足を怪我する事例が多く報告されています。日光赤杉フローリングは素足の生活を前提に造っていますので木表仕上げが原則です。
また、電子顕微鏡で拡大して観察してみるとわかるように杉は「小さな管(細胞壁)」の集合体です。広葉樹と比べると隙間が多いので熱伝導率が小さくあたたかくやさしい床板になります。長い年月を経ると密度の低い表面の「早材(春〜夏材)」の管がつぶれ凹み、密度の高い「晩材(夏〜秋材)」だけが浮き上がるように残ります。
「住む人と共に表情を変える」これが杉床板の魅力です。

杉の豆知識

杉は仮道管(かどうかん)とよばれる「管(くだ)」が構成割合の約90%を占めています。
簡単に説明すると、杉は、水を撒く「ホース」のような管の集まりなので、空気量が多く暖かくて柔らかいという事になります。
弊社の杉床板は樹齢80年以上で建具材にも使える目の細かい原木丸太を使用していますが、これにも理由があります。木には木目がありますが、これは日本の「四季」に大きく関係してきます。春先から夏頃までには成長が早く「ホース」の壁厚が薄く直径が大きな仮道管ができます。昔ながらの大工さんなどは「夏目」なんて呼んでいたりしますが、正式にはこれを「早材(そうざい)」といいます。夏の終わりの頃から秋頃までに成長した木部は、「ホース」の壁厚が厚く、直径が小さな仮道管ができます。これを「冬目」なんて呼んでいたりしますが、正式には「晩材(ばんざい)」といいます。この年間を通しての成長量の違いが色の濃淡になり木目に見えます。当然「晩材」が多く目の細かい方が、硬く傷が付きづらく強度も高い。だから成長の遅く年輪の細かい原木だけを使う。という事になります。